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30分で導入できる!?探究学習と相性抜群のアントレプレナーシップ教育
株式会社ガイアックス
起業ゼミ担当:吉川佳佑

今回は、高校の教員から学校法人角川ドワンゴ学園 N高等学校・S高等学校へ転職、現在は株式会社ガイアックスで中高生・大学生向けのアントレプレナーシップ教育プログラム「起業ゼミ」を担当されている吉川さんにお話を聞きました。最近は、お休みの日に、全国のビジネスピッチコンテストの観覧をしているとのこと。さて本日はそんな勉強熱心な吉川さんからどんなお話が聞けるのでしょうか。

【学校の先生必見】探究学習をベースにした起業ゼミ

吉川さんが担当されている主な事業内容について教えてください。

「起業ゼミという、起業までの一連の流れをワークショップ形式で体験することができる中高生や大学生向けのアントレプレナーシップ教育プログラムの提供を全国の学校様向けに行なっています。このプログラムは起業の裾野拡大とアントレプレナーシップ(起業家精神)の醸成を目的に行なっています。」

ありがとうございます。前提の話からになりますが、、ここでいうアントレプレナーシップについてもう少し詳しく教えていただけますか?

「アントレプレナーシップとは日本語で「起業家精神」のことです。起業家精神と聞くと、起業する人にのみ必要なものだと誤解されるかもしれませんが、実際はそうではありません。私たちはアントレプレナーシップを「やり抜く力、他者と協働する力、クリエイティブ力など、自分の想いを形にする力と定義しており、これは起業家だけでなく全ての人にとっても必要なものだと思っています。」

ありがとうございます。具体的なカリキュラムについても教えていただけますか?

「授業は学校様の実態に合わせて4〜24コマまでの中から選択でき、カリキュラムは、探究学習の基本である課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ発表のサイクルをベースにしています。具体的には、生徒たちは課題設定から仮説検証、ピッチなど起業までの一連の流れを体験することになります。優れたアイデアには最大200万円の出資やMVP開発、バックオフィス業務のサポートなど、継続的な支援体制も整えており、実際に中学生に出資をさせていただいたこともあります。

授業の内容から支援体制までとても魅力的ですね!一度体験してみたいくらいです!

どのように授業が進んでいくのか、さらに具体的なお話を教えていただけますか?

まず、課題設定では、身の回りの困りごとや「不」を考えるところからスタートします。

起業する時と同じプロセスですね!

「そうです!課題設定のあとは、実際にユーザーインタビューを行い、そこで集めた情報を元にビジネスアイデアを考え、最後にはガイアックスメンバーの前でピッチを行う機会も用意しています

探究と起業のプロセスって親和性が高いんですね。学びにリアリティもあって素敵だなと感じました。これまでにも魅力をたくさん語ってもらいましたが、今までの探究よりも特にここが良い!といったポイントがあれば教えてください。

「いくつかありますが、1つは生徒の興味関心のあるものから始まる点です。私たちの起業ゼミでは、音楽に興味がある生徒は音楽の、スポーツに興味がある生徒はスポーツのビジネスアイデアを考えることにチャレンジします。」

なるほど、先生が設定するのではなく、生徒自身が課題を設定して進めていくということですね。

「そうですね。探究学習ではよく、先生がテーマを設定してしまうということがあると思うのですが、それだと生徒がやらされ感を抱いてしまって、いまいち学習に没頭できないという課題がありました。私たちは生徒たちに「ホンモノの探究」をやってもらいたいと思い、生徒たち自身の心からやりたい!解決したい!といった想いを大事にしています。」

ありがとうございます!私自身も小学校で探究学習を進めていたので、生徒の心からやりたいを大事にされている吉川さんの気持ちはとても良くわかります。

岡山大学での起業ゼミの様子

学校の先生の準備時間はわずか30分!?学校への導入のハードルを下げる仕組みとは

学校に導入してもらうためには、導入するためのハードルを下げる仕組みが必要かと思いますが、もし工夫されていることがあれば教えてください。

「一番大事にしているのは先生たちの準備を限りなく0に近づけることです。学校の先生は忙しいので、導入したいけど、現実問題、時間的に難しいという課題があります。そこで私たちは教材の制作から授業の実施まで全てを行うことで、かかる時間を最短で事前打ち合わせの30分のみで済むようにしました。」

事前の30分ですか!?それは導入のハードルが下がりますね。何か教材制作や授業を行う際に意識していることはありますでしょうか。

「2つあります。1つ目は教材の質です。外部の教材を使う際、学校が求めるものと企業が提供するものの間にギャップが生まれてしまうことがありますが、起業ゼミは教員とビジネス両方の経験がある私が教材を作成することで、そのギャップを埋めることができています。コンテンツ自体はもともとクオリティが高かったので、細かいところですがスライドの構成や発問の仕方、インプットとアウトプットの割合などを中心にブラッシュアップしました。」

「もう1つは先生方にも授業に参加いただくということです。アントレプレナーシップ教育はまだまだ認知もされていない領域なので、まずは先生自身にも楽しんでいただいたり、その意義を感じていただいたりすることを大事にしています。」

カリキュラムの中身が良いのはもちろん、学校への導入のハードルを下げている点をはじめ、細部の設計まで本当に学校のことを思って設計しているということが伝わってきます。探究学習やアントレプレナーシップ教育に関心があるが、どうやってはじめたら良いかわからない方はぜひ以下の連絡先からお問い合わせいただけたらと思います。

オンラインでの起業ゼミの様子

学校の先生方へ

「来年度以降本格化すると言われているアントレプレナーシップ教育を、より多くの学校様に届けるために、学校紹介パートナー様を募集しています。探究学習やアントレプレナーシップ教育にご興味がある学校様をご紹介いただき、起業ゼミの実施が決まると私たちの方からパートナー様に報酬の方をお支払いさせていただくというものです。」

また、こちらはまだ募集は行っていませんが、長期的にはわたしたちと一緒に起業ゼミを全国に広げるファシリテーターや営業、広報などのメンバーの募集も行いたいと思っているので、ご興味ある方は私の各種SNSをフォローいただき、「起業ゼミに興味あります!」とメッセージをいただけますと幸いです。」

▼吉川さんのTwitter

https://mobile.twitter.com/Yoshikawa_says

▼吉川さんのFacebook

https://www.facebook.com/Yoshikawa.posts

▼ガイアックス起業ゼミ 起業をテーマにした “ホンモノの” 探究学習

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